「Web3・NFT・メタバース」という話題についていきたいけど、どうも理解が出来ない…という悩みを抱えていました。
そこで「初心者向けの分かりやすい本なら、ちょっとは理解できるかな?」と思い、書店でパラパラと本をめくっていると、図解されている本を見つけたので、これを試しに買ってみました。
著者である増田雅史先生(@m_masuda)は、森・濱田松本法律事務所のパートナーであり、弁護士だそうです。
「開発系の人ではないんだなー」なんて思っていたら、
スタンフォード大学ロースクール卒。理系学生から転じて弁護士となり、IT・デジタル分野を一貫して手掛け、特にブロックチェーン分野やゲーム・ウェブサービスへの豊富なアドバイス経験を有する。2021年以降、The Best Lawyers in JapanにIT法・フィンティックの2分野で選出。筑波大学大学院非常勤講師(情報法)。本書のテーマに関わる公職として、ブロックチェーン推進協会(BCCC)アドバイザー、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)NFT部会法律顧問を務めるほか、自由民主党デジタル社会推進本部web3PT、経済産業省、総務省、内閣府など、多くの公的な会議体にて構成員を務める。関連分野の書籍として、「NFTの教科書」(朝日新聞出版・共編著)、「NFTビジネス見るだけノート」(宝島社・監修)があるほか、著作講演多数。
とすごい人でした。↑(本のプロフィールより)
すごい人が書いている本は、「専門用語が多くて難しい」というイメージがありましたが、この本はそんなことありませんでした。
小学生とはいかないまでも、中学生であれば余裕で理解できる内容だと思います。
図で説明されていますし、聞きなじみのない単語は章ごとに解説があります。自分で調べる必要がないので、スムーズ読めます。
「Web3・NFT・メタバースってなんぞや?」という方の最初の本として最適だと思います。
めっちゃ分かりやすい!知識0の人におすすめ!
この本、めっちゃいいです。パソコン系の知識が全くなかった僕でも、問題なくスラスラ読めました。
参考書みたいな「教科書よりはマシな内容」じゃやなくて、ちゃんと本として読みやすいです。
図だけでもある程度は理解できるので、文字ばかりのページが苦手という方でも大丈夫だと思います。
ただ、基本的な内容ばかりだったので、これだけ微妙でした。
悲報:すでに知識がある人は時間の無駄かも
すでにある程度知識がある方からしたら、ほとんど知っている内容でつまらないと思います。
こういう本って「新しい知識が欲しいから読む」というケースが多いと思うんで、すでに1,2冊読んでいる方からしたらすみずみまで読むのは時間の無駄です。
ただ、本の後半には「これからの展望」について書かれているので、その部分は知識がある方でも読む価値があると思います。
「NFTが地方創生の切り札になる?」「NFTが大量生産・大量消費型の産業構造を変える?」といった項目が他にも18個ほどあります。
本の概要紹介
「いまさら聞けない、Web3・NFT・メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた」は、2023年4月11日に出版された書籍です。
比較的新しい本なので、その分最新の動向や取り組みが載っています。
ページ数&読了に必要な時間
ページ数は全部で185ページ、読み切るのにかかる時間は約3~4時間です。
僕は寝る前に毎日1章ずつ読んでいたので、読み切るのに1週間くらいかかりましたが、がっつり読む人だともっと早いと思います。
休みの日に読む方であれば、日曜の午前中に読了することもできるでしょうし、毎日1時間読む方であれば3日ほどで読み終えるでしょう。
図解が多く、実際の文字数は一般的なビジネス書よりも少ないので、さらっと読むことが出来ます。
短い章は12ページ、長い章でも30ページ程度なので、隙間時間でもキリ良く読めます。
本の内容を3行で紹介
この本の内容を3行にまとめると、
「Web3・NFT・メタバース」が世の中に浸透すると、お金の管理であったり個人情報が、大企業や銀行などの手から離れて、個人に戻ってくる流れが加速する。
取引を行うときも、仲介業者を挟むことなく、個人間でも安心して取引が出来るようになる。」
といった感じです。
書籍の目次
この書籍は、以下の7つの章から成り立っています。
- 【1章】これからは「Web3」の時代ってどういうこと?
- 【2章】「ブロックチェーン」って何がすごいの?
- 【3章】最近よく聞く「NFT」って、結局なんですか?
- 【4章】「メタバース」は一過性のブームに過ぎない?
- 【5章】すみません、Web3の最新キーワードが分かりません!
- 【6章】Web3、NFT、メタバースで世界はどうなる?
- 【7章】Web3時代を勝ち抜くビジネスの知恵をください!
印象的だった内容
今回【いまさら聞けない、Web3・NFT・メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた】を読んでみて、1番読んでよかったなと感じたのは、第4章の「メタバース」は一過性のブームに過ぎない?です。
昔話題になっていた「セカンドライフ」と同じ様に、急激に熱が冷めるんじゃないのか?と思っていたので、第4章は面白かったです。
結論としては、まだまだ盛り上がっていきそうで、途中で止まるようなものではないと感じました。
Meta社(旧Facebook)が100億ドル(約1兆3400億円)投資すると宣言し、日本でもNTTドコモが5,000億円の投資をしていくと発表しているそうです。
メタバースの世界が、ネットショッピングや勉強にも使われていくと期待されているのを知ると、もっともっと盛り上がっていくんだろうなと感じます。
実際の口コミ・評判を徹底調査!
【いまさら聞けない、Web3・NFT・メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた】の口コミ・評判を良い口コミ・悪い口コミ併せて紹介していきます。
ツイッター(X)等でつぶやかれている情報も一緒に紹介していきます。
Web3、NFT、メタバースなどについてイラスト盛りだくさんで分かりやすく解説する内容になっています。(@nagano_12km)
幅広い内容が簡潔にまとめられてて凄く読みやすかった。新しい本なので、比較的最新の事例なども載ってて良かった。(@yuuto_dis)
こんな感じで、「分かりやすい」「新しい事例が載っていてよかった」という声がありました。
悪い口コミ・評判は見られませんでした。
書評まとめ
【いまさら聞けない、Web3・NFT・メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた】は、とにかく分かりやすい本でした。
章ごとに用語の説明ページが用意されていて、「ん?」と思ったらすぐに確認することが出来るので、いちいちスマホで調べる必要がなかったので、ストレスなく読めました。
それに、図だけでも分かるように解説されているので、図さえ見ていれば文章を斜め読みしても大丈夫でした。かなり頭に入りやすかったです。
Kindleで読めるのでぜひ。
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